コミュ障な近代文学作家達

近代文学には、人付き合いが苦手で、人混みを嫌い、できるだけ人との接触を避けた作家が多くいます。以下にそのような作家を挙げます。

日本の近代文学作家

  1. 森鷗外 – 軍医としての社交的な一面もあったが、基本的には閉鎖的で、家族にも厳格だった。
  2. 夏目漱石 – 人付き合いが苦手で神経衰弱を患い、極度の人見知りだった。弟子たちとも一定の距離を取った。
  3. 芥川龍之介 – 極端な神経質で、人との関わりを避ける傾向があり、精神的にも不安定だった。
  4. 太宰治 – 極度の劣等感を持ち、人との関わりを避けることも多かった。人混みも苦手で、孤独を好んだ。
  5. 梶井基次郎 – 極端な内向性を持ち、人混みや社会との接触を避けることが多かった。結核の影響もあり、孤独を愛した。
  6. 坂口安吾 – 「堕落論」で知られるが、社交的とは言いがたく、破滅的な生活を送った。
  7. 三島由紀夫 – ある程度社交的ではあったが、本質的には孤独を好み、人と深く交わることを避ける傾向があった。
  8. 内田百閒 – 極度の人見知りで、他人との関わりを避け、孤独を好んだ。
  9. 稲垣足穂 – 自分の世界に閉じこもり、人付き合いを極力避けた。
  10. 中島敦 – 会社勤めに馴染めず、社交を苦手とし、知的探求に没頭していた。

海外の近代文学作家

  1. フランツ・カフカ – 人付き合いが苦手で、極端に内向的。会社勤めを嫌い、社会から距離を置こうとした。
  2. マルセル・プルースト – 極度の神経質で、社交的な場を避け、ひたすら部屋にこもって執筆を続けた。
  3. J.D.サリンジャー – 『ライ麦畑でつかまえて』で有名だが、極端な隠遁生活を送り、人との接触を避け続けた。
  4. エミリー・ディキンソン – ほとんど自宅から出ず、限られた人としか交流しなかった。
  5. ハワード・フィリップス・ラヴクラフト – 人付き合いが苦手で、人混みを嫌い、極端な内向性を持っていた。
  6. トーマス・ペンション – ほぼ完全に公の場に姿を見せず、隠遁生活を送った。
  7. サミュエル・ベケット – 孤独を好み、人との交流を極力避ける傾向があった。
  8. ヴァージニア・ウルフ – 人混みや社交を苦手とし、繊細な神経の持ち主だった。
  9. ハーマン・メルヴィル – 晩年は社会と断絶し、孤独な生活を送った。
  10. ロバート・ウォルザー – 人付き合いを極端に避け、最終的に精神病院で孤独に暮らした。

このように、内向的で社交が苦手な作家は意外と多く、その孤独や苦悩が作品のテーマに大きな影響を与えています。

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